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FSH値が高くても-26 
卵胞数は少ない 受精なし 新鮮胚移植

42歳の方。10年前から妊活を始めていたのですが、結果が出ないため、休まれた時もあったようです。初診時のFSHは20台前半、胞状卵胞は3個と少なく、卵巣機能が低下した状態でした。初回の採卵、自然周期で成熟卵1個が採れましたが、ふりかけ法で残念ながら受精しませんでした。2回目の採卵、受精しましたが途中で発育が止まってしまいました。ビタミンDを検査すると、値は20未満で欠乏状態でしたので、サプリを摂取へ。すこし休みをとり、月経周期を整えて次の周期へ。月経3日目に遺残卵胞はなく、治療再開。月経11日目にみえた卵胞は8ミリと7ミリのふたつ。まだ小さく、いつもより遅めですが、その後は順調に育ち採卵へ。結果は、成熟卵2個が採れました。注射はなしです。1個が無事に受精・分割し、新鮮初期胚移植を行うと、妊娠されました。ご結婚15年目で初めての妊娠でした。そして、無事に卒業されました。なお、妊娠初期にビタミンDを再検査すると正常範囲内に改善していました。当院を紹介してくれた友人に、よい報告ができそうです。(2019-5月)