FSH値が高くても-21
アンタゴニスト→自然周期 すこしの休み
2025.08.27
40歳の方。他院にて胚移植は3回。月経周期は24〜27日と短く、排卵が早い状態でした。他院でアンタゴニストを使用するも排卵済みで採卵中止ということもあったようです。初診時のFSHは20台前半、翌周期は30台、胞状卵胞は2〜4個と卵巣機能が低下した状態でした。卵巣をすこし休ませて、遺残卵胞を排卵させ、月経周期を整えてから、採卵へ。FSHは高く、卵胞は少ないので自然周期採卵へ。初回の採卵で成熟卵2個が採れました。ひとつを新鮮初期胚移植しましたが陰性でした。残りのひとつが5日目の胚盤胞で凍結できました。翌周期も採卵へ。採れたのは成熟卵1個のみでしたが、5日目の胚盤胞で凍結できました。その後、すこし治療を休まれました。月経周期が整ったところで治療再開。自然排卵周期で胚盤胞移植を行い、無事に妊娠され卒業されました。文章にすると短いのですが、治療を休まれることもあり、通院期間は長くなりました。卵巣が悲鳴を上げている時は、すこし休んだ方がよいのかもしれません。(2018年8月)
